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「オカルト」とは
そもそも「隠されたもの」という意味のラテン語。本コーナーでは、鏡リュウジが気になる「オカルト」的なことをお題に選んで掘り下げていきます。

オカ研 File No.9 今度の金環日食、日本に与える影響は!? 1
2012/5/8



今年は天文ファンにとっては嬉しい年で天体ショーがとても華やかです。5月21日には金環日食が日本で観測できます。


ですね! ただ、僕たちとくくっていいのか分かりませんが、案外、占星術家ってリアルの星体験があまりないような気がするんですが、鏡さんは日食体験豊富でしたよね。その時のエピソードを聞かせてください。


1999年のグランドクロスの時の皆既日食を、英国占星術協会の大会で見に行ったことはあるよ! ロンドンは皆既帯に入っていなかったから西のコーンウォール地方の軍港があるプリマスまで行ったんだよね。それでプリマス大学が大会の会場になったの。

当時プリマス大学にはパーシー・シーモアという著名な天文学者がいらして、彼は天文学者の中で唯一、珍しく、占星術を全面的に認めているという方だった。磁気天文学がご専門で権威ある方で。それもあってその大学で開催したんだけどね。

その日食の時は、もうイギリス中すごく盛り上がっていて高速道路は大渋滞だったな。新聞の見出しも「エクソドス」。「出エジプト」みたいな騒ぎで(笑) もう一大イベントだったの。

でも日本人の僕としてはこれぐらいの高速の渋滞は盆暮れと同じじゃないか、なんて思っていたんだけど。

じつはね、正直、日食のメカニズムはわかっていたし、言うても知れてんだろうなあ、なんて思っていたから、ぶっちゃけ寝坊しました(笑)

もういいや、なんて部屋で寝ていたら他の人たちが起こしにきたから仕方なく行ったぐらいだったのだ。

ところが、残念ながら曇っていたんだけど、「これはすごいもんなんだ!」って思ったんだよね。ほんとに暗くなるし、暗くなるから気温は下がるし、それで虫は鳴き出すし、鳥は山のほうへ帰るし、みたいなちょっと異様な雰囲気になった。

だからこれがもし晴れていたからかなりすごいんじゃないかっていうインパクトがその時にありました。

それから10年後に日本で見れますよっていう時に、国立天文台の渡部先生のお誘いもあって船で見るツアーに行ったんだよね。2009年の皆既日食の時。


なんだか豪華そうな船旅ですね。


そうそう。99年の日食体験がなかったら、テレビで見ればいいやと思って、奮発してわざわざ見に行こうなんて思わなかったよ。

でも、この時に見た皆既日食はものすごかった!!

昼間、太陽が完全に隠れてしまってコロナが見える。そしてそのまわりが星空なんだよ。水星まで見えたの。水星はたいてい太陽の近くにいるから見えないことが多い星なのに。

船だからまわりは水平線なんだけど、それが朝焼けでも夕焼けでもない不思議な光で異世界への扉が開いたような感じがした。


なるほど。占星術的にもまさしく日食は「異世界への扉が開く」ような感じですものね。

太陽と地球の磁場が、あいだに月が入ることによって緩和されちゃうという言い方をする人もいます。だから、普通だったら入りにくいような宇宙の影響が地球に入りやすくなるという。


異世界との交流を表わすというドラゴンヘッドからからむから伝統的にもそういう意味合いはあるよね。


日食は年に数回あるわけで、それがたまたま見ることができる場所にいるというのは、占星術的にはどう解釈すればいいんでしょう?


占星術家のなかにはまずは見える場所に影響があるという人が多いね。
プトレマイオスなんかは国によって星座が決まってるから、日食が起こる星座の国に影響があるともいっている。

いずれにしても、今回は東京の真上で皆既でしょう。占星術的には日本にはインパクトが大きいと言わざるを得ないでしょう。


ちょっと日食が日本で見られた年を調べてみたんですよ。
直前は2009年の皆既日食。その前は1987年。沖縄で見られました。

いちばん最近に関東近郊で見られたのは1839年で、この時代は東京ではなく江戸ですね。ちなみに次は2030年で北海道、関東で見られるのは2035年です。

過去の日食時の出来事についても、後ほど振り返りたいと思うんですが、今度の金環日食は双子座で起きますね。

じつは僕、2009年の民主党総裁選の際に小沢一郎のチャートを見たんですが……。


双子座なんだー!


そうなんです。小沢さんは双子座の最初に太陽があって、冥王星と天王星がコンジャンクションでのっている、いわゆる「壊し屋」って感じの生まれなんですが、今回の日食も双子座のいちばん最初で起きますから、ぴったり重なるんですよ。まさに時が選んだ人物というか。

ちょうど4月26日に無罪判決出ましたよね。その日のチャートみると、小沢さんの出生の太陽に対して、火星と海王星が直角二等辺三角形を作っているTスクエアという配置ができているんですよ。

これは海王星的な癒着とか曖昧な状態に対してメスのように火星が切れ目を入れていくという外科手術が、太陽=小沢さんの活動の原動力を焦点にして行われた、という感じです。

それを受けた上で、21日の日食が起こる双子座の1度のサビアンシンボルが、「ガラスボートで水底をのぞく」なんですね。

きれいな海に乗り出していって、ガラス底を通して色々なものを見てみようという情景を表したシンボルです。

これ、普通は「好奇心の純粋な発露」として解釈するんですが、今まで一般の人が見られなかったものがはっきり見られるようになると解釈していくと、今回の日食がノッている小沢さんを通して、これまで見えなかったなものがクリアになってくる、という感じがするんですよ。

海というのは集合的な無意識であり、ビジョンであり、意外にも政治家には付き物の星ですしね。

それに、6月中旬から木星が双子座に入っていく影響で、社会的にも「拡大と発展(木星)」の転機が訪れそうですから、小沢さん復活しそうだなと。

さらにその前に、ヴィーナストランジットっていうのもからんでいます。太陽の前を金星が通過するっていうイベントで、金星の影響が一気に地球に流れ込んでくると言われています。

今年は、春分図でも金星木星が強調されていましたが、消費税増税や社会保障というのは、まさに政局における焦点になっていますよね。

木星は保護を象徴しています。それでいま与党内が分裂していてそこに小沢さんが登場する。

別に僕は小沢さんを特別支持している訳じゃないんですが、ここで国政がかなり動くんじゃないかなとは思っています。

また、日食が起こるのは東京でみると双子座1度11ハウスですよね。個人の幸福を保障するシステムが整備されれば個人の幸福につながる、という「システム」に焦点が当たっている訳で、これは社会における改革的な動きの暗示だろうと。

ちなみにこれが今度の日食の日のチャートです。鏡さんはどう読まれますか?




つづく。次回更新予定日は5月14日です。



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シュガー プロフィール

Sugar(シュガー)
1983年生まれ。サラリーマンを経て、占い師。現在、個人鑑定・講座・執筆活動中。
鏡リュウジとの最初の出会いは、「ユリイカ」に掲載されていたシュタイナー研究で著名な美学者・高橋巌氏へのインタビュー。この時に覚えた違和感が、占星術へハマるきっかけに。慶応大哲学科卒。男性占い師ユニットNOTFORSALEメンバー。

●特技はどこでもすぐ寝ること
●ソウルフードは中本の冷やし味噌ラーメン

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