鏡リュウジ公式サイト BETWEEN THE WORLDS

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「オカルト」とは
そもそも「隠されたもの」という意味のラテン語。本コーナーでは、鏡リュウジが気になる「オカルト」的なことをお題に選んで掘り下げていきます。

オカ研 File No.9 今度の金環日食、日本に与える影響は!? 2
2012/5/14



日食のチャートを見るときは支配星=ロードを決めてチャートをみます。アセンダントの支配星の月を見るんだけど、月が象徴するとなると大衆とか民衆とかがテーマになりそうかな。

でも天王星が上のほうにある。だからやっぱり政局の変化みたいなものはあるのかなあ。

あ、伝統的占星術における日食の解釈はぼくの『占星綺想』(青土社)にまとめておいたからぜひチェックを。


アセンダントのある蟹座の最後も、集団とかに対して采配をふるうっていう場所ですし、サビアン的にもここってミューズって言って、対立する2つのものを天秤にかけて賢明な判断を下すっていうシンボルで、これは政治家というか、何か大切なものを守るために特別な決断を下すという感じですね。

個人的には、風の谷を守ろうとする「ナウシカ」のイメージ。


あと何と言っても双子座でルーラーが水星で木星と合でしょ? 双子座の象徴するものは教育とか交通、流通。子供たちに対しての教育に対しての大きな変化、大阪方面でやろうとしてることとかもテーマなのかな?

ウィリアム・リリーとかは紛糾とか噂とか議論が起こると言ってるね、双子座のアタマのところでは。さらに司祭たちの紛糾とか。ここは伝統的に木星が支配する位置だから。


そうなんですか。そういえばさっき、サビアンでガラスボートをのぞくって話しましたよね。これエドモンド・ジョーンズは透視や千里眼にも置き換えてるんですが、ガラスボートは現代では「テレビ」なんです。

双子座ってテレビ的な感性があるんですよ、チャンネル回しとか、ちょっと騒がしかったりするところとか。

だから、今回の日食ではまずワイドショーの中で生まれ変わりが起きてくるというか、テレビで見れる政変ドラマが暗示されているのかも知れませんね。


前回の日食の時は、前日に衆議院の解散があったしね。
太陽が王様なので日食が王様の変化というのは基本的なルールの中にはあることなんだよね。


そうですね。日食は王の死と再生の暗示。

だから、中世の頃の有識故実によれば、日食や月食の時には天皇の御座所の御簾はおろされ、蝕の妖光に当てないようにしたとか…。

小沢さんの話に戻ると金星が、水星木星にのってるんですよね。だから彼の発言が好意的に迎えられるとも解釈できる。今回、マスコミの書き方も僕が見た限りではこれまでに比べ中立的ですし。


太陽の位置に近いところで日食が起こってるっていうのが重大な意味を持ってるね。


やはり今度の日食は政治の動きって感じですかねえ。

ところで歴史的なことも見てみませんか?


そうだね、たくさん逸話はあるよね。

有名なのだとウィリアム・リリーがテキストをまとめているイギリスの市民戦争の時期だよね。日食が立て続けにイギリスで見られていた。ピューリタン革命も起こりチャールズ1世が処刑されたのも同時期。ダークイヤーと呼ばれていた。

こうした感覚はイギリス人には一般的だったはず。時代はもっと前だけどかのシェイクスピアの『リア王』にもこんなセリフが出てくる。

「近頃続いてあらわれた日食や月食は、不吉な前兆だったのだ。自然界を知る学者はこれこれと理屈をつけるが、人間界はたしかにその結果たたりを受けておる。愛情はさめ、友情はこわれ、兄弟は背を向けあう。町には反乱、村には暴動、宮廷には謀反…」(グロスターのセリフ)

とはいえ、占星術家であったリリーは17世紀でもなお、日食を必要以上に恐れる農夫たちに「すぐに明るくなるから怖くありませんよ、作業はお続けください」とパンフレットのなかでいっている。こういう健全さも占星術家は持っていたということも知っておいて欲しいな。

日本を見てみると、まさに日食だなって思うのは、「天の岩戸」神話。太陽神の天照大神が隠れてしまうんだもの。


他にも歴史的なことっていうと、首都圏で見られた前回の皆既・金環食である1839年は、その数年前から起こっていた天保の大飢饉が終焉した年でもありました。

飢饉の間の1837年には、あの大塩平八郎の乱も起き、幕藩体制崩壊の足音が確実に聞こえてきたタイミングでの日食でした。

日食が起こる数ヶ月前にも、蛮社の獄という、幕府の鎖国政策を非難した蘭学者に対する言論弾圧事件も起きています。

そして、賄賂の横行や風紀の乱れなど、幕府の頽廃の進行させた徳川家斉は日食の2年後にあたる1941年に死んでいます。このあたりの流れは興味深いですね。

最近の1987年はどうでしたっけ?


バブル真っ盛りの時代だね。
ウィリアム・リリーの本の天秤座第1旬の日食の解釈をみると、「人や生活態度、様式が華美、あまりにも贅沢」だって。バブル時代、当たってる!


ほんとだ!

(ネット見ながら)財テクとかNTT株とか、国鉄分割民営化というのがキーワードで、日食が起こったのは9月23日だから天秤座です。

あ! 昭和天皇が9月22日に腸の手術をしたみたいです。
しかも、沖縄本島で日食が起きてるんですけど、昭和天皇がじつはその時期に沖縄訪問を予定していたらしいです。でも22日に手術だから中止していますよ。


すごいね、それも。


日食が影響を与える期間を考えてみると、日食が続いている1時間分が1年間になります。今回の日食が2時間40分ぐらいだから3年間ぐらい影響があるっていうことに。


でも理論的にいうとずーっとオーバーラップしてるから説明がつかない部分もあるんだけど。まあ、でも日本で起こることに意味があるとしたら、後から振り返るとそれぐらいのインパクトがあることが起きるともいえる。


確かにそのへんの整合性をどうとるのかという問題はありますね。
ただ昭和天皇の崩御も日食の二年後だとしたら影響があったっていえるし、前回の皆既日食は自民党政権の崩壊。今回も起りそうですね。


確かにちょっと注目したいね。金環日食スペシャルについてはスマートフォンサイト「鏡リュウジ占星術」も皆さん、ぜひー(とまた宣伝。笑)

http://ryuji.tv/mobile/okaken_spbn.php


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シュガー プロフィール

Sugar(シュガー)
1983年生まれ。サラリーマンを経て、占い師。現在、個人鑑定・講座・執筆活動中。
鏡リュウジとの最初の出会いは、「ユリイカ」に掲載されていたシュタイナー研究で著名な美学者・高橋巌氏へのインタビュー。この時に覚えた違和感が、占星術へハマるきっかけに。慶応大哲学科卒。男性占い師ユニットNOTFORSALEメンバー。

●特技はどこでもすぐ寝ること
●ソウルフードは中本の冷やし味噌ラーメン

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