鏡リュウジ公式サイト BETWEEN THE WORLDS

上なるモノは下なるモノのごとく、下なるモノは上なるモノのごとく。



「オカルト」とは
そもそも「隠されたもの」という意味のラテン語。本コーナーでは、鏡リュウジが気になる「オカルト」的なことをお題に選んで掘り下げていきます。

オカ研File No.19 占星術家マッピング3
2013/9/2

◇著名な占星術家はどこのゾーンに入る?

では、鏡さんから見てそんなピンクのゾーンを相対化する、右上のブルーのゾーンに入る占星術家の方は、どなたか思い当たりますか?

  
当のチャールズ・ハーヴェイさんはまさにそうでした。お人柄はよかったけれど、やろうとされていたことはプラトン主義と統計的占星術の融合だった。

僕が敬愛してやまないジェフリー・コーネリアス博士もここ。伝統的な占星術の枠組みを哲学史や宗教学に照らし合わせ、「占星術とは何か」を問い続けている。

 
マギーさんは?(※ジェフリー・コーネリアス氏のパートナーで同じく占星術家。『ユングと占星術』の著者でもある。)

  
ご本人の志向は右上のブルーだと思うけど、アウトプットは左上のムラサキかな。メディアで目立つ部分はご本人の活動の一部。

 鏡さんもそうですよね。

  僕は多角経営だから全部やってます(笑) でも右下はあまり手を出していないな。


◇ひとつの所にとどまる人はいない

 
ではもともとは左上のムラサキが強いんでしょうか。でもおそらく一つのゾーンだけにずっと留まっていたり、まったく動かない人というはほとんどいなくて、続けていくうちに、各ゾーンを行ったりきたりしたり、ぐるぐる回っていくんでしょうね。

  
ひとつの星占いを書いていてもそうだね。色々な要素を入れていく。天秤座の人はもしかしたら贈り物上手じゃないですか?と言いながら、過去にはこんな事例がありました、とかね。

 
人はつねに幾つかの要素を組み合わせとして、同時に求めているということなんだと思います。この世の組成と同じで。

さっきの、鏡さんは左上のムラサキが本拠ではという話ですが、よく考えたら見た目の印象やメディアイメージもそんな感じですよね。本でいえば装丁というか。

僕の方はそれほど親しくない人からはよく土っぽいと言われます。つまり左上ムラサキのゾーンには見えないということですし、そういう意味では本拠は右下のグリーンなのかも知れません。ただのオタク(笑)


◇「スピ系」を分類してみると?

  これを占星術以外の、他の分野やキーワードに落としこんでみるとどうなるかな?まあ、たとえばいわゆる「スピ系」ということでは?

 
例えば、神話的な登場人物や壮大なストーリーが出てくるファンタジーゲームに熱中したり、大人になってもその手のアニメを抵抗なく見まくれる人は右上ブルー。

で、本棚に科学雑誌のニュートンとか図鑑が並んでいたり、プログラムをいじっていると時間を忘れるとか、オーディオか電子機器にこっていたりするのが右下グリーン。

さっさと恋人作ったり、あるいはリア充というものを追い求めてもがくか、ふいにイルカと泳ぎたいとか言い出すのが左下ピンク。

日記やブログをきちんと更新していたり、妙な趣味がある、あるいは一度でも自分で小説かポエムかおまじないを書いたことがあれば左上ムラサキ、とか。

  
踊ったり書いたりする巫女系が左上ということかな。あと右上は終末論を語りだしたりもする。今が時代の変わり目とか陰謀論が好きでグランドヒストリーを語ったりする人たち(笑) 

 
巫女に対する審神者(さにわ)原型ということでしょうか。ちなみに僕もそういう話し大好きです(笑)。
右上が語るのが大きな物語だとすれば、左下は小さな物語になるのかな。私だけに示された物語。運命の物語。そこでは世界の行く末がトピックじゃなくて、たとえば身近な非日常である恋愛がメイントピックになるんですね。

  

今多いのは左下に属する女性なのかな?

 
今もそうですけど、少なくても日本ではもともとそうなんじゃないかと思います。というのは、明治の終わりから大正、昭和初期にかけて、婦人雑誌で占いのコーナーが出てきたのも、その頃に雑誌の身の上相談などで「運命」や「宿命」という言葉が使われだしたという背景があるんです。それはまさにピンクの感覚ですから。

逆に男のスピリチュアル好きは右上に分類されるのかな。だいたい、ナチスのオカルト話とか好きですよね。エヴァの謎解きにハマってた層も実はここ。で、ビジネス系の自己啓発好きは右下かな。企業経営者とか、広告代理店、商店のおじさんもけっこう読んでる気がします。

  
ナポレオン・ヒルとか。そういうビジネス系の人は、右上はあまりいないかな。直接的なご利益ともっとも遠いところにあるから。

 
ある種の時代精神を語ってしまうのが右上だとすれば、経済評論家や批評家、それから政治家などは右上にあたるかも知れませんね。

で、占いでももっと分かりやすいところで利益にコミットした事業コンサルみたいなことをやっている人は右下。

こう考えると、いわゆる町場の占い師には右上はあまりいないというか、出てきにくいでしょうね。だからこそ、意識的にそこのゾーンも必要だという認識は持っておいたほうがいい。

  
そうだね。まあ、このマップも漏れも多いし完璧ではないけど、目安として使うならね。


◇ブルーが学者、ピンクはヒーラー、ムラサキは芸術家、グリーンは職人

ではちょっときれいにまとめると、右上ブルーは、学者タイプで、思想家や瞑想家とかも言えるかな。これがいきすぎると誇大妄想となってしまう。

これに対する左下ピンクは、ヒーラーというか臨床家かな。夢想家でもある。このタイプが行き過ぎるとある種の嗜癖や依存傾向が出てくる。

左上ムラサキにいくとここは芸術家のアーティストタイプ。表現をしていく。巫女のイメージだね。自己表現を通してあの世とこの世の境を行き来する。

右下グリーンはアーティストに対すると職人かな。コツコツと理論固めして、品質のいい製品を作り上げていく。ここがいきすぎると神経症っぽくなっていってしまう。

こうやって、誰か友達や知り合い同士で自分の立ち位置や関心を確認しながら自己分析するのは面白いかもね。人から見た自分と自己認識の差が思いがけないものだったりね。

 
今自分がどこにいて、何を見ているのか、スーパーバイズするいい機会になりますね。それから、自分から抜け落ちているゾーンを自覚して、そこを本拠としている人から学んだり、補い合ったりすることも大切ですね。

そういう意味では、鏡さんの占いアプリってすごく多様な要素が無駄なく入っていてびっくりしました。多角経営とおっしゃっていた通り、隙がないというか、すべてのゾーンの要素が入っているので、十徳ナイフみたいに使い回しができるようになっている。どの機能やコンテンツを使っていないか、という視点で見てみると、新しい発見があるかも。

  
シュガーくん、ずいぶん、大人になりました、ちゃんとこのサイトの落とし所をわかっている! そう。ぜひ、このサイト、登録すべし。

(了)



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シュガー プロフィール

Sugar(シュガー)
1983年生まれ。サラリーマンを経て、占い師。現在、個人鑑定・講座・執筆活動中。
鏡リュウジとの最初の出会いは、「ユリイカ」に掲載されていたシュタイナー研究で著名な美学者・高橋巌氏へのインタビュー。この時に覚えた違和感が、占星術へハマるきっかけに。慶応大哲学科卒。男性占い師ユニットNOTFORSALEメンバー。

●特技はどこでもすぐ寝ること
●ソウルフードは中本の冷やし味噌ラーメン

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